健康経営ブログ 12月号

プレゼンティーイズム

「プレゼンティーイズム」(Presenteeism)とは、従業員が出社していても、何らかの不調のせいで頭や体が思う  

ように働かず、本来発揮されるべきパフォーマンス(職務遂行能力)が低下している状態のこと。

日本語では「疾病就業」と訳されます。頭痛や胃腸の不調、軽度のうつ、花粉症のアレルギー症といった、つらく

ても無理をすれば出社できる程度の疾病が原因で発生するプレゼンティーイズムによって、全米では年間約1500億

ドルの損失が出ているといわれます。


参考・引用文献

健康経営 日本の人事部.”プレゼンティーイズムとは―「不調でも出社」がもたらす損失? | 日本の人事部 健康経営 (健康経営が分かる、実践のヒントが得られる)”https://jinjibu.jp/kenko/keyword/detl/495/, (参照2021-12-01)


ですが体調管理をしっかりしていても風邪をひいてしまうこともあります。無理に出勤すれば他の社員にもうつしてしまう可能性もあるかと思います。

そして、風邪の症状で少なくとも5%近く仕事の効率が落ちてしまうと言われており、重症化すれば医療コストもかかってきます。

花粉症の症状で頭がぼーっとしていて重大なミスをしてしまったり、女性の場合ですと生理痛や妊娠の初期症状などで慢性的な痛みであったり、気分が害されている状態が長く続いてしまうということもあります。

病気による欠勤は日常の職場の中であまり頻繁におきることではありませんが、プレゼンティーイズムは日頃から当たり前のように発生していると言えるのかもしれません。

ただ、体調不良でも仕事を休めない立場の方ももちろんいらっしゃると思います。

ですが今後、プレゼンティーイズムを減らしていく仕組みづくりを積極的に行っていくことが、結果的にはコスト削減や業績アップに繋げることのできる方法の一つなのではないかと考えます。

 



ページ上部へ戻る