ただ、更年期の症状はエストロゲンの減少だけでなく、心理的な要因(仕事や家庭環境など)も複雑に関与するため、個人差が激しく、全身のあらゆる箇所にあらわれます。
更年期症状への対策として、食事や運動習慣を見直す、医療機関に相談する、市販の医療品やサプリメントでケアするなどがあります。
更年期は、自分自身を大切にするきっかけです。必要なのは我慢ではなくケアと理解。「プレゼンティーイズム」(Presenteeism)とは、従業員が出社していても、何らかの不調のせいで頭や体が思う
ように働かず、本来発揮されるべきパフォーマンス(職務遂行能力)が低下している状態のこと。
日本語では「疾病就業」と訳されます。頭痛や胃腸の不調、軽度のうつ、花粉症のアレルギー症といった、つらく
ても無理をすれば出社できる程度の疾病が原因で発生するプレゼンティーイズムによって、全米では年間約1500億
ドルの損失が出ているといわれます。
参考・引用文献
健康経営 日本の人事部.”プレゼンティーイズムとは―「不調でも出社」がもたらす損失? | 日本の人事部 健康経営 (健康経営が分かる、実践のヒントが得られる)”https://jinjibu.jp/kenko/keyword/detl/495/, (参照2021-12-01)
ですが体調管理をしっかりしていても風邪をひいてしまうこともあります。無理に出勤すれば他の社員にもうつしてしまう可能性もあるかと思います。
そして、風邪の症状で少なくとも5%近く仕事の効率が落ちてしまうと言われており、重症化すれば医療コストもかかってきます。
花粉症の症状で頭がぼーっとしていて重大なミスをしてしまったり、女性の場合ですと生理痛や妊娠の初期症状などで慢性的な痛みであったり、気分が害されている状態が長く続いてしまうということもあります。
病気による欠勤は日常の職場の中であまり頻繁におきることではありませんが、プレゼンティーイズムは日頃から当たり前のように発生していると言えるのかもしれません。
ただ、体調不良でも仕事を休めない立場の方ももちろんいらっしゃると思います。
ですが今後、プレゼンティーイズムを減らしていく仕組みづくりを積極的に行っていくことが、結果的にはコスト削減や業績アップに繋げることのできる方法の一つなのではないかと考えます。
【冷え】
だんだんと寒くなってきましたね。
冷え対策は万全でしょうか?
冷えは“ちょっとした不調”と思われがちですが、実は万病のもととなります。
がん、脳血管障害、心疾患など多くの病気の根源に冷えがあるのではないかと注目されています。
自分に合った体調管理の方法を見つけましょう。
冷えの自覚症状や生活環境は人によって違うので、自分の毎日の生活(衣食住)のなかから自分に合った対処法を見つけることが大切です。
簡単で長く続けやすいおすすめの方法は、起床後に1杯の白湯を飲むこと。体の芯から温まります。
冷たい飲み物は一気に体を冷やして、なかなか体が温まりません。腸が冷えると全身の活動が低下し、体調はマイナスに傾きます。
こうならないように飲み物や食べ物は胃腸を冷やさないものを選び、温かくして過ごしましょう。
🙂 体を温める食材・冷やす食材 😐
腹巻やレッグウォーマーなど、身に着けることで体を温める冷え対策グッズは多々あります。
オススメは、腹巻一体型パンツやレッグウォーマー、ハンドウォーマーです。
こうしたグッズも取り入れながら冷えの改善に取り組んでいきましょう。
10月18日は世界メノポーズデーということでメノポーズ(更年期)について勉強しました。
「更年期」とは閉経を挟んだ前後約10年間のことを指します。
閉経の年齢にも個人差がありますが、女性なら誰もが経験することです。
日本人女性は閉経が50歳前後と言われており、
そのため、一般的には45~55歳が、「更年期」と言われる期間になります。
年齢を重ねるごとに卵巣の機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少することでホルモンのバランスが崩れ、心身にさまざまな不調があらわれる人もいます。
ただ、更年期の症状はエストロゲンの減少だけでなく、心理的な要因(仕事や家庭環境など)も複雑に関与するため、個人差が激しく、全身のあらゆる箇所にあらわれます。
更年期症状への対策として、食事や運動習慣を見直す、医療機関に相談する、市販の医療品やサプリメントでケアするなどがあります。
更年期は、自分自身を大切にするきっかけです。必要なのは我慢ではなくケアと理解。